Lavandula angustifolia

 ラベンダーの季節になりました。
今お庭では 3種類のラベンダーが咲いてますよ♡
今月のワークショップの万能バームにも ラベンダー精油が使われていますが
今 FAVEUR には ラベンダーの精油だけでも 7種類 あります。


先日来ていただいた方に この違いを嗅ぎ分けていただきましたが
本当に違うと目をまんまるに されていました。
「ラベンダー精油を楽しむ会」(笑)を開きたいくらい面白いし奥が深いのです。

ワインも産地で味や香りが違うように
精油も植物からできているので 育つ環境で異なるタイプが生まれ、芳香成分も
異なるため、精油の使用目的も おのずと変わってきます。

ラベンダーの効能は色々ありますが、リラックスするという鎮静効果は 
精油に含まれる 酢酸リナリルという成分からきています。
 そしてこの酢酸リナリルの成分は生育している土地の標高で変化します。
高地ほど 酢酸リナリルの量が多くなるのです。
標高の高い地域のラベンダー精油がよいと言われるのはこのためです。

そしてこの成分を見るのに 精油に同封されている
成分分析表がやはり大事になってきます。

数種類あるラベンダー精油ですが
鎮静効果が一番高いのが ラベンダーアングスティフォリア
(真正ラベンダー)になります。

ちなみに海辺で育つ、スパイクラベンダー (学名 Spica種) の
主要成分は、リナロール・1.8シネオール・カンファー。
酢酸リナリルがほとんど含まれていないのです。同じラベンダーなのに不思議ですよね。
こちらは呼吸器に働きかけ 
カンファーがあるので筋肉痛などにもおススメです 

という風に 同じラベンダーでも これだけ使用目的が違ってきちゃうのです。

 緑の薬箱の1本目には アングスティフォリア種のラベンダー精油があると
まず 万能に使えて重宝しますよ♡

Lavandula angustifolia
Lavandula officinalis

と書いてあるものです。
学名で購入するようにすると、間違えがないですね♡



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